筑波山ケーブルカーの特徴
- 日本のケーブルカーの中で3番目に長い距離です。(1,634m)
- もっとも急な勾配で約20度になります。
- 線路の3分の1がカーブしています。(進行方向が約90度変わります)
- トンネルもカーブしています。(118m)
- 大正14年(1925年)にできました。
- ケーブルカーの速さは、時速12キロです。(自転車の速さくらい)
ケーブルカーの走るしくみ
ケーブルカーの車両は自分の力で走ることができません。ロープの両端に車両をつなぎ、そのロープを大きな歯車(滑車)にかけて、モーターで歯車を回して走らせています。(つるべ式と言います)
ケーブルカーの車輪
ケーブルカーの車輪は、左右で形が違います。片方の車輪は平らで幅が広くなっていて、レールの上に乗っているだけですが、もう片方の車輪は真ん中に溝が入っていて、レールをはさむようになっています。
ケーブルカー同士がすれ違うときにぶつからないのは、溝が入っている車輪が乗っているレールの方へ進むようにできているからです。
ケーブルカーのブレーキ
山頂駅(運転室)で行うとき
- 手動ブレーキ・・・車両から停止信号があったときに使います。
- 非常(自動)ブレーキ・・・急停止の信号があったとき、運転員の足元のボタンを踏んで止めます。
車両で行うとき
- 運転室に停止信号を送ります。
- 乗務員席の足元のブレーキペダルを踏むと急停止します。
- ロープが切れた場合、自動でブレーキがかかって止まります。
- 山頂駅でも非常ブレーキが作動します。
点検など
- ケーブルカーの点検は毎日行っています。
- ロープや車輪などは定期的に取り替えています。
- 線路の点検も行っています。