ケーブルカーケーブルカーの魅力

筑波山神社から山頂へ
四季の自然に囲まれる8分間

筑波山神社隣の宮脇駅から筑波山頂駅を結びます。全長1,634m、高低差495mを毎秒3.6m
所要時間8分で一気に山頂駅の御幸ヶ原まで運行するわが国有数のケーブルカーです。

特徴

一本のロープで車両間をつなぎ、山頂駅の滑車に通して車両を上げ下げする構造で、単線釣瓶式という方式をとっています。最大の特徴は、線路の3分の1がカーブしており、宮脇駅から左へ90度曲がって筑波山頂駅に到着することです。また、線路、途中にある長峰トンネル(118m)もカーブしています。

全長1,634mは日本で3番目に長い距離となっており、最高時速12km、毎秒3.6mのスピードで進みます。これは自転車で走るのと同じくらいの速度になります。
現在の車両は3代目の車両で、当初は「つつじ」「もみじ」という名称が付いていましたが、現在は「もみじ」、「わかば」という名称に変わり、車体も赤と緑をメインにしたカラーリングになっています。

景観

ケーブルカーの車窓からは、四季を通じて色とりどりの草花を見ることができます。春は梅、桜、カタクリ、ニリンソウ、つつじ、初夏にはアジサイ、秋には紅葉、冬には雪景色を楽しむことができます。また、標高500mを超えると、樹齢500年を越える杉の巨木が多く見られ、筑波山を形作っているハンレイ石の巨岩も見ることができます。
山麓の宮脇駅近辺では、福寿草(2~3月)、もみじ(11月)が植樹されており、その時期には、たくさんのお客様がお越しになり、絶好の撮影スポットになります。

景色も素晴らしく、山頂からはつくば市の町並み、東京スカイツリーを始め、東京都心の高層ビル群や富士山、浅間、日光那須の連山を望むことができます。
ケーブルカーの車窓の後方には、線路越しに地平線を眺めることができ、木々の間から見る景色は、山頂から見る景色とはまた違った感動を与えてくれます。
前方の窓から線路を見ると、最急勾配約20度の線路は、まるで地上と天空を繋ぐ、架け橋のような風景となっています。

名前の由来

山麓の宮脇駅は筑波山神社の隣に位置しており、『お宮の隣→お宮の脇→宮脇』ということから宮脇駅という名称になりました。

営業開始の経緯

筑波山ケーブルカーは、1925年(大正14年)10月に、関東地方では、箱根ケーブルカーについで2番目、全国でも5番目に開業したという歴史を持ちます。

当時の筑波山は、現在のパワースポットブームと同様に、筑波山神社の御神体として、多くの参拝者や修行者が訪れる霊山でした。その筑波山にもっと多くの人に来てもらいたいと考えた茨城に住む実業家、高柳淳之助氏らが関係機関に働きかけ、筑波山鋼索鉄道株式会社(筑波山鋼索鉄道線)を設立するに至りました。

同社はその後、1944年(昭和19年)まで営業を続けますが、1944年(昭和19年)2月11日、戦時による不要不急線として営業廃止となり、1954年(昭和29年)に営業を再開。1999年(平成11年)10月1日に筑波山ロープウェー株式会社(筑波山ロープウェー)と合併し、筑波観光鉄道株式会社と社名を変更し、現在に至っています。
※ロープウェイ(ロープウェー)の標記は、現在のものと昔のものを時代によって分けてあります。

施設概要

筑波山ケーブルカー

開業年月日
1925年(大正14年)10月
(復活開業 1954年(昭和29年)11月3日)
種類
単線釣瓶式
区間
宮脇駅(標高305m)〜筑波山頂駅(標高800m)
全長
1,634m
高低差
495m
トンネル
118m
最急勾配
約20度
最大乗車人数
107人(乗務員1人含む)
運転速度
毎秒3.6m(時速12.96km)
所要時間
8分
策条
32mm
主原動機
200kW
車両(搬器)更新
1995年(平成7年)2月